春ゆきてレトロチカ

題名のゲームをクリアしましたので感想を書いておきます。以下ネタバレ全開要注意!!

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私は推理アドベンチャーゲームがわりと好きで、このゲームのシステムの元ネタである「TRICK×LOGIC」もプレイ済です。

いきなり大ネタの話になりますが、要するに「不老」というアイデアを、プレイヤー側がどれだけすんなり受け入れられるかが、このゲームの評価を分けることは間違いありません。こういう超常的なミステリーの禁じ手に近い設定は、大抵の作品では NG なのですが、「トリックとして不老は OK」という説明がゲーム中にちゃんとあったので、そこに気づいた人はすんなりと受け入れられたと思います。自分はその説明を(たぶん無意識に)スルーしていたので、えええ??そんなのアリ???という反応になってしまったのでした。

しかしながら、特に最終章での女優陣の演技力は圧巻で、トキジクの実食った人増えすぎだろとは思いはしたものの、納得感を植え付けることに成功しています。この点だけにおいても、実写での撮影は大成功だっといえます。だってこれアニメ絵とかでやられたらけっこう白けるでしょう。

特に桐生恵役の真飛聖さん、自分は全然知らなかったんですが、元宝塚のトップスターだそうで。。そりゃーめちゃくちゃ演技上手いよなあと感心してしまいました。つーか配役で真犯人がバレるパターンだよなこれ。まあそれにしても他の役者さんたちも軒並み演技が上手で、実写パートはアツい仕上がりになってました。撮影班もプロだよねこれは。電撃のインタビューでも言ってたけど、わりとお金かかってるよね。。スクエニありがとう。その資本力をこれからも投入し続けて欲しい。

作業的になりがちのひらめきパートは、(オプションで機能オフにできるものの)絵合わせの連続なので、もう少し工夫があると楽しかったかなあと思います。このへん、作るのは大変だったと思うけど、解くのはほぼ一瞬ですからねえ。ゲーム制作者は複雑な感情だったのではないでしょうか。

他にはバグで3回ほどリセットを余儀なくされましたが、まあ、些細な事です。アイデアと映像美(と音楽)はかなりレベルが高かったので、続編が出た場合は大いに化ける可能性がありそうです。今後も良き推理アドベンチャーゲームが発売され続けることを願います。