お金の話2026

以前このような話を書いた

お金の話 - 兄貴の伝説 - hatena edition -

今回はその2026年度版である。今年、父が亡くなったは先日書いたとおり。

父が亡くなった話 - 兄貴の伝説 - hatena edition -

遺産相続の労力の総量というやつは、相続する側からすると、結局は亡くなった本人が生前に自分の情報をどこまで正確にまとめて家族に開示していたか、に尽きるとつくづく思い知らされた。ということで、自分ももういい歳なので、何かあったときに、主に妻に苦労をかけたくない、という思いから、いろいろと整理することにした。なお、家族間の情報の整理と共有の手段には、Cosense(旧 Scrapbox)を使っている。雑多に情報をまとめるには最適なツールと思っている。(ほぼ)テキスト編集最強。

  • 銀行口座

父は銀行は2つだけ利用していたため、相続の手続きはそこまで大変ではなかったと思うが、2つでも十分面倒くさかったので、極力減らすことにした。

あんまり旅行しないしリモートワークだしということで、Suica 経済圏の恩恵があまり受けられないため、勢いで作った JRE 銀行の口座の解約をする。なんと解約手続きは直接楽天に電話するしかなく、非常に面倒だった(しかも 0570 のナビダイヤルという。。滅びろ)。ちなみになんで楽天かというと、JRE 銀行って、楽天銀行の支店としてサービスされてるからなのね。まあ今後二度と契約することはないだろう。

メインバンクである住信 SBI ネット銀行が、よりによってドコモの買収により、なんかヘンテコな名前になってしまった嫌悪感のため、解約の検討を開始。給与振込先、クレカの引き落とし元などを一斉に変更。Web で済むから楽とはいえ、まあめんどくさい。気に入ってたのに、まったくドコモは余計なことをしてくれたわ。。

  • クレジットカード

父はクレカをあまり使ってなかったようで、電気代やらは基本的には銀行引き落とし。クレカはスマホ回線を契約したときに作らされた1枚だけっぽかった。

自分の話。ゴールドカード2枚持ちになった経緯は以前書いたが、ポイント還元狙いのため、年間100万円ずつ使うのがなかなか面倒くさかったのと、やはり解約時に手間がかかるので、極力枚数を減らすため、プラチナプリファードに切り替えた。以前にも検討したことはあるのだけど、年会費が高くて躊躇していた。改めて調べ直すと、ポイント還元率の高さと、100万円ごとに1万ポイントつくので、損益分岐点は年間200万円らしい。知らんかった。それなら1枚で良いじゃん、という理屈。まあたぶんゴールドカード2枚のほうが最終的にはお得なのかもしれないけど、計算がめんどいのでもう知らん。あとは VIEW カード Suica のブランドを VISA -> JCB に切り替え。これで VISA/JCB の2枚に絞られた。それ以外のクレカはすべて解約した。

  • その他

サブスクリプションも減らしまくる。長年契約していた @Nifty は、ブログを残すために月200円くらい払ってたんだけど、はてなブログの import 機能を使って記事を移動の上で解約。「ゲームセンターCX」ためだけに契約していた「スカパー!」も解約。残ったのはアマプラと YouTube Lite くらい。今後もサブスクはよほどのことがなければ契約しない方針に。

以上、やってみるとわかるけど、めんどくさいを通り越した先にあるシンプルな光景は素晴らしいので、みなさまにも生前整理をオススメします。

父が亡くなった話

今年、実父が亡くなった。すでに X とかでいろいろ書いたりしているが、いったん整理しておく。

  • 2025/10 初旬

実母からなんか連絡が届く。曰く、「家事で腰をやってしまい、1ヶ月間安静となった。父の世話とか通院とかができないので、いったん父を施設に預かってもらうことにした。自分は動けんので、お前(つまり俺)が入所の手続きとかを代行して欲しい」とのこと。ちなみに父と母は 194x 年生まれで、歳は 2 歳しか離れていないが、この時点でぶっちゃけ父はヨボヨボで母はカクシャクという感じであった。さいきん大きな手術をした父は、定期的な通院が必要になっていて、母がこの対応をしていた。ちなみについでに、自分は次男であり、長男とは家族の誰もが長いこと音信不通だった、という前フリをしておく。

まあ仕方ないので現地に赴き、手続きを済ませる。簡単に書いているが、膨大な書類と手続について説明をされたうえで、膨大な住所記入と署名と押印をする必要があった。しかも原本と控えの2枚ずつ。オンラインで手続きしたいところではあるが、こういうのはいつの時代になっても変わらんな。。父自身は施設の人が実家にお迎えの車を出してくれたおかげで、俺が行ったときには、すでに自分の部屋でまったりしていた。この部屋は TV がないな、と文句を言っていた。

後で知ったのだけど、こういう施設は訪問介護というやつで、要するに父の名義で個室を借りつつそこに住み、ヘルパーさんが部屋を尋ねてきて介護をする、という仕組みらしい。病院と大きく違うのは、治療をするわけではないということ。介護保険の範囲内で、誰がどこまでどういう介助ができるか?というのも文書できっちりと決まっていて、その範囲を超える場合は、基本的には家族が病院につれていくなどの対応する必要がある、という説明をされたような記憶がある。住居の支払いは保険なんて効かないので、最初に 30 万円くらいのクレカ支払いをすることになった。ちなみにこういう施設は最初は体験入居期間があり、本当に入居するかどうかの判断期間となっており、その間は格安料金となっているが、それを過ぎると結構な額が請求される。今回はもろもろ含めて約2ヶ月分を先払いする必要があった。本来は入居する父自身が入居の手続きと支払いをするんだけど、本人にその能力がなければ代理人がするしかない。後述するが、直後に色々バタバタして、この施設には1か月もお世話にならずに出ていくことになる。最終的には先払いした 30 万円も経費がかからなかったので、後日ちょっとだけお金が返ってきた(と母が言っていた)。

  • 2025/10 中旬

施設から「父の下顎のあたりにでっかい腫瘍ができてて発熱しているっぽい。心配なのでいますぐ病院に連れて行ってほしい」と、平日の昼に連絡があり、「いくらなんでも今すぐは無理、契約時の説明で、追加料金を払えば、施設側の人に病院に連れ添ってもらえると聞いたので、今回はそれを適用してほしい」と答えると「人が足りてないので無理、死ぬかどうかの瀬戸際なのですぐにきてくれ」と言われ、あれ、話が違うな、、、?と思いつつ、「とにかく今すぐは無理、父のケアマネさんと相談する」と答えて、母経由で相談してもらうことに。結果的にはケアマネさんが話をつけてくれたようで、病院に連れて行ってはもらえたんだけど、診断した医師によると、なんかよくわからず、紹介状を書くので大病院に連れて行ってくれ、と言われたとのこと。すったもんだのうえ、有給を取って自分が行くことになった。なんでやねんという感じである。

当日、病院までは施設の人が連れ添い(例の追加料金)、自分が行って交代する、という作戦を遂行する(ちなみに自宅から施設や病院までは片道2時間以上かかる)。大病院なので待ち時間が長い。朝から2時間くらい待たされたうえで、ようやく診断を受ける。先生曰く「ちょっとよくわからないので、喉の奥の組織を採取するために、いったん喉の麻酔をします」と言われ、スプレーを掛けられて一旦終了。そこからまた長い間待たされ、これって麻酔が切れるんじゃ、、?と思ったあたりでようやく呼ばれる。

説明としては、鼻から喉の奥にカメラを通して組織を採取します、という簡単なものだったが、そこからが地獄だった。採取したとたん、喉の奥からの出血が止まらず、父が苦しそうに血を吐き出す、という時間が20分くらい続いた。知らんかったのだが、父は血をサラサラにする薬を飲んでいたようで、そのせいで血が止まりにくいのだろう、という医師の判断のもと、安静室?の中で延々と血を吐き出しては口を拭く時間が続いた。誰が悪いわけではないのだが、あまりにも父が苦しそうで、、俺はこの場面を一生忘れないと思う。

ようやく落ち着いたあとに、医師から説明を受ける。なんでも喉の奥にでっかい腫瘍があり、喉をほとんど塞いでしまっている。採取した細胞を検査に回すが、おそらく後期の咽頭癌であり、下顎の腫瘍は、癌細胞がリンパに転移していて腫れている可能性が高いとのこと。なんでこんな状態になるまで誰も気づかなかったのか不思議である、とも。そんなこと言われてもな、、と思いつつも、説明された内容を頭に叩き込む。細胞の検査結果次第では、すぐに手術をしないといけないが、大掛かりな手術になることが予想され、父の体力が持つかどうかなど、次回の診断までに必要な採血やらレントゲン撮影やらを今日中に済ませてほしいと言われ、はあ、という感じで、この時点ですでに午後2時を回っていたが、診察時間も限りがあるため、ここからは父といっしょに病院内のあらゆる場所を走り回るハメに。なお、この時点では父は自力で歩ける状態であり、途中までは元気そうだったのが、歩みが遅いのと、あまりにも病院が広いため、後半は自分が車椅子に乗せて走り回った。要請された検査をすべて済ませた頃にはもう夕刻となっていた(ここから施設に帰るまで色々あったが割愛)。後日、ポータブルテレビを買って施設に届けたら、父は喜んでいた。

  • 2025/10 E

検査結果を聞くのは、母と近所に住んでいる叔母(本件ではとてもお世話になって感謝しかない)の役目になった。母の腰は完治には程遠いが、叔母が付き添ってくれるため、なんとかなるとのことだった。なお、咽頭癌というのは場所によっては治療や手術が難しく、今回のケースでは、喉に穴を開けるレベルの手術をするか、緩和治療の2択しかない、という説明であったので、その旨を母に伝え、あとは夫婦で話し合って決めてくれ、ということにした。ぶっちゃけここまでくると、子どもとしては何も言うことはない。先生とのやり取りで、父と母ですったもんだあったみたいだが、結果的には手術は諦め、緩和治療になった。そうなると、終末期まで看てくれる施設に入る必要があるらしく、ケアマネさんから紹介された施設に急いで引っ越しすることになった(これも手続きが大変だったが割愛)。引っ越し先は、外から見ると「一軒家??」みたいな、ややこじんまりとした場所だった。父は「早く実家に帰りたい」と繰り返していたが、たぶんもうそれは叶わないかもなあ、と漠然と思った。

施設専属?の先生によると、癌としてはステージ4相当で、新年を迎えられるかどうかわからない、あと、緩和治療というのは、根本的な治療ではなく、基本的には痛みを和らげるものだそう。なので、言い方は悪いが、死をできるだけ穏やかに迎えるものであると解釈した。大手術をして、喉に穴を開け、声を無くしたうえで流動食を流しこみ、抗癌薬の副作用に苦しむ日々とどちらが良いのかというのは、誰も判断できないと思うが、いざ自分がそうなったら、、と思うと、緩和治療を迷わず選ぶんじゃないかな、、みなさんはどうですかね。

ここで長男の話をちょっとだけしておく。弟から言うのも何だけど、かなり変わった人物である。基本的には電話には出ず、父の容態について何度留守電を入れても梨の礫であり、会社の連絡先も不明でまったく連絡がつかないので、心底困り果てていた。実家時代に両親とのトラブルみたいなのはなかったので、いったいなにを考えているのか分からないのがきつい。それでもこういう状況になったため、とにかく連絡を取る必要があった。とりあえずまだ結婚はしていないと踏んで、実家の戸籍謄本(全部事項証明書)をわざわざ取り寄せ、除籍していないことを確認したうえで、いま住んでいそうな住所にWebレタックスで「とにかく連絡よこせ」と連絡を入れた。そしたら兄から母に直接電話がきたらしい。んで、なぜか施設に直接乗り込んで、父と会話をして帰っていったらしい(伝聞調なのは俺には一切の連絡が来なかったためだ)。父は兄と話したいと言っていたので、まあ、これはこれで俺のファインプレーと言えるのではなかろうか。

  • 2026/04 B

あれからあと2ヶ月持つかどうか?という状況から、今夜が山田的な連絡を数回受けつつも、結局父は年をまたいでここまで生きて、83 年ちょいの人生を終えた。タイミング的に家族の誰も看取れなかったが、苦しまずに息を引き取ったようだ。自分は忌引きを取りつつ、慌ただしく葬式の準備に追われる。葬儀場所は、叔母の紹介で、叔父(個人)の葬儀でお世話になった業者を選択した。火葬場も叔父の時と一緒となった。ここで例の長男とちょっとしたやり取りがあったのだが、あまりにも酷かったのでここには書かない(知りたい人は俺に直接聞いてください)。家族葬で簡素に済ませたのだが、父は基本的に仕事以外の人間関係が希薄だったので、最適解だったと思われる。そういえばまったく考えていなかった遺影をどうするかで若干揉めたので、これから寿命を迎えるすべての人達には、あらかじめコレ!という遺影を自分で用意していくことをご提案します。我々はどうしたかというと、数年前にビュッフェに行ったときに撮影した父の写真を「カメラのキタムラ」で加工してもらいました。いまはデジタル技術で何でもできますな。オフピーク?のガラガラな葬儀所で骨を拾って精進落としをして解散した。

  • 2026/04 M

淡々と各種事務手続きを進めることに。ネットの情報を鵜呑みにして、死亡診断書のコピーをとりあえず 10 部刷ったが、そんなにいらんかった。実家はオール電化済なので、電気水道電話 NHK の契約者を変更しろと指示。火葬代は補助金が出るのでそのへんを指示。あとは年金関連の手続き。すべて自分がネットで情報と資料と書類をまとめて母に投げつけたが、母はすべて指示通りにこなしてくれたため、なんのトラブルもなかった。願わくは生前にすべて整理しておいたほうが良いが。

  • 2026/05 E

お墓の話を進める。まあ今回は母の希望で海洋葬を選択(母自身も海洋葬か樹木葬で良いとのこと(メモ))。費用は参加形態や人数でピンキリなのだが、今回は身内だけで船を貸し切って骨を撒くコースで、詳細はしらんけど、もろもろ含めて 30 万円くらいだったらしい。最寄りの漁港からクルーズ船で 15 分くらいかけて沖合に出て、骨をサラサラに砕いたものを水に溶ける袋に入れて親族で海に投げ入れる、というもの。気候も良くて海も静かだったので、ほぼ理想的な海洋葬となったのではなかろうか。そういえば父は天気男だった気もするな。

  • 2026/06 B

俺は次男なんだけど、まった動かない長男と母に変わって相続の話を進めねばならず、どうしたもんかと悩んだ末、オンラインで済ませることにした。選んだのは↓。自分で手続きすることもできそうだったが、万が一ミスがあると気付けないのと、長男があとでゴネないように第三者を介したほうが良かろう、という判断から。

そうぞくドットコム|【公式】スマホで済ませる名義変更「そうぞくドットコム」

↑は不動産の話が中心だが、実は預金の払い戻しとかにも対応している。そのへんのオプションをつけ、特急料金も乗せて(自分はせっかちなので早く終わらせたい気持ちが料金に反映された)申し込んだ。対面や電話は一切なく、連絡はメールと Web ページしかない、かなりシンプルなサービスなのだが、手続きの内容が分かっていれば、あー、ちゃんと進んでいるな、と分かるので、そこは格安(と思われる)料金との相談となるだろう。不安な人はちゃんと対人でサービスを受けたほうが良いと思います。

で、業者はすべてを代行していくれるわけではなく、不動産も金融資産もそれぞれ「遺産分割協議証明書」が必要となる。詳しくは AI とかで調べてもらうのが良いが、要は相続の権限がある人全員の同意の上で手続きを進めてもらう必要があり、その文書に、全員の実印を押下していかねばならない(もちろん印鑑証明書も必要)。ここでまた長男の問題が出てくる。あいつは葬儀にも海洋葬にも来なかったため、相続するのかどうかすらよくわからない。大変めんどくさかったが、母が子に送る体で AI に文書を考えさせ、Web レタックスで意思を確認したうえで、「遺産分割協議証明書」と「印鑑証明書」を回収した。極めて非生産的なこの工程がなければ数ヶ月単位での短縮が可能だったと思うととても悔やまれる。

  • 2026/09 E

金融資産の分配というが、基本的には代表者の口座に一括で振り込まれ、あとは適宜分配しろ、銀行側で分配する場合は、数週間単位の遅延が生じる、と言われ、そんなもんオンラインと AI でどうにかならんのか、、と思いつつも、今回は自分と母だけ(長男はすべての相続を放棄した)なので、どうにかシンプルになった。関係者が多い家庭は大変だろうと同情します。また、不動産の名義変更は、本人への書類送付を持って終了となるが、それが先日ようやく終わったので、このブログ記事を投下する次第です。

  • Epilogue

終わってみれば、最初の母からの連絡から、約1年にわたる騒動になった。もともと無口だったが、晩年の父はとにかく何を考えているのかよくわからず、もう少し早い段階で色々聞いておくべきだったなと思うも、それを俺からやらないといけなかったのか?という疑問もあり、なんともモヤモヤする日々であった。こう書くと後悔が先にあるように聞こえるかもだが、やれるだけのことはやれたと思います。あとは無口ながらも淡々と大学まで行かせてくれた父にはとにかく感謝をしている。おつかれさまでした。天国でゆっくり酒でも飲みながら、歴代の愛犬と戯れてほしい。

以上、長くなりすぎたので、今回の騒動を受けて開始した俺の生前整理については別記事で。まあ気が向いたら。

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

題名のゲームをクリアしましたので感想を書いておく。以下ネタバレ全開要注意!!

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自分は PS2 の初代 GoW からのプレイヤーなわけですが、今作はシリーズ最高傑作と断言して構わないでしょう。ストーリーもシステムも文句のつけようがない。過去作ではサイクロプスのめんたま引っこ抜いて大暴れしてたクレイトスちゃんが、人間的にこんなに丸くなる姿を見ることになるとは、長生きはするものです。アトレウスの素直な成長と併せて、遠い所まで来たなあ、、と涙しました。誇張ではなく本当に泣きました。将来、GoW のプレイ中に泣くぞ??と約 20 年前の自分に言ってやりたいです。

唯一の問題点は、画面が綺麗すぎて、ギミックの場所が分かりづらい(背景に溶け込んでしまう)ところ。もう少し大げさに仕掛けの場所を強調してもいいと思うんだけど、あからさまにしすぎても興ざめになるので難しいね。まあそれくらいしか不満がないくらい良くできたゲームでした。

都市伝説解体センター

題名のゲームをクリアしましたので感想を書いておく。以下ネタバレ全開要注意!!

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やっていることは「逆転検事」+「ダンガンロンパ」って感じで、アドベンチャーゲームとしては、フラグを立てる方法が異なるだけで、すごく新規性があるわけではないが、とにかくドット絵を使って、美味しいところをうまくギミックに落とし込んだな、というのが素直な感想です。所長のギミックを成立させるには、解像度の高い絵だと無理だったわけで、それを含めて気持ちよく騙されるのが、良質なアドベンチャーゲームをプレイする際の心得というやつ。まあ「ダンガンロンパ」を挙げてはみたけど、最終的にはほとんど死人が出てないので、あんまり似てないっちゃー似てない。全世界全年齢向けのレーティング戦略というやつでしょう(知らんけど)。

気になった点としては「あざみ」って名前がもう怪しすぎて、最初からずっと疑心暗鬼に陥ったので、ここは全然別の名前にしたほうが良いんじゃなかったかなあと思った。我々は「サクラ大戦」で学んでいたんだよね。。些細なこととは言え、難しいところやね。

雰囲気やら演出やら BGM は最高でした。色々書いたけど、数年に一度の快作でしょう。最後まで楽しませていただきました。制作者の皆様、良いゲームを作っていただき、ありがとうございました。

「リッジレーサーナイト2024」で思ったこと

先週末に参加してきました件のイベントですが、思うところがありましたので、殴り書きして供養します。

まず、「リッジレーサーナイト」自体は、今回のとは別に過去に二回開催されてます(コロナよりもずっと前の話ですね)。んで、自分は初回は行ったんです。しかし、会場内のあまりの混雑っぷりにギブアップしまして、途中で帰った記憶があります。2回目も行ったけど、同じような感じでギブアップしたと思ってますが、なんせ昔の話なので、別のイベントと記憶が混ざってるかも。。まあとにかく毎回鬼のように混むんですなこのイベントは。。

今回のイベントは「リッジレーサー」の30周年を祝うという名目だったので、それは行かねばならないよな、、と、当時の熱狂を知る身としては即断即決でした。同時に、過去のイベントを思い出して、「今回は流石に会場のキャパに余裕を持たせているのではないか…?」と淡い期待をしていたものの、その願いは儚くも叶わなかったのでした。。

「リッジレーサー」をリアルタイムで体験していた世代はもうアラフィフアラフォー上等なわけで、さすがに超満員のフロア内でオールスタンディングかつ5時間超のライブには、体力的に簡単に耐えられるものではありません。椅子なんてやわなものは一切用意されておらず(ラウンジにはあったけどそういうことじゃない)、一度でもフロアの後方に移動したあかつきには、簡単には前方に復帰できない(ぼっち参加を想定)。つまり、我々のような世代は、最初からターゲットされてなかったんだろうなあと率直に感じました。会場内には有料のVIP席もあったので、それを使えというメッセージかなとも思いましたが、流石に乱暴な話でしょう。

あと、「リッジレーサーナイト」という名目なのに、とあるDJが、リッジレーサーと全然関係ない曲をかけたことで、X上ではちょっと荒れたりしていました。バンダイナムコグループの曲ではありましたが、「リッジレーサー」の30周年を祝うイベントにふさわしかったか?というのは、人によって違うかなとは思います。それらの曲を知っている人たちには好評でしたので。しかしまあ自分的には「???」と感じ、やや白けてしまったのは事実です。クラブイベントとしては、いろいろな曲を流すのは正しいんでしょうけど、「リッジレーサーナイト」と銘打ってる&それなりに高いチケット代を徴収しているからには、ねえ??とは思いました。

あ、佐野電磁さんは相変わらず面白くて大変良かったです。しかし、ギチギチの会場内ではこれ以上残るのは厳しいと判断し、ササッと帰路につきました。かつてゲーム音楽シーンを大いに盛り上げた偉大なる「リッジレーサー」を祝う気は満々でしたが、色々と冷めてしまったというのが現実です。

ということで、今回のイベントは、自分のような人間は相手にされてないんだなあという一抹の寂しさと、自分が昨今のバンナムの音楽シーンについて行けてないという事実を突きつけられたわけでした。まあ、過去も含めてモヤモヤ度が強いイベントなので、残念ではありますが、次回以降は参加しません。。

ケータイ契約移行メモ(完了)

ある日、親(わりと高齢)から「スマホを契約したい」という電話を受ける。その後の闘いを淡々と記録する。

前提

  • 主役は親のケータイ(中身は 4G 対応ガラホ。さすがに 3G ではなかった)
  • 親について
    • 実家まで筆者の自宅から片道2時間くらいかかる
    • とある理由で最近大手術をしたため、一人で車を運転するのは厳しい
    • 昭和の人なのでスマホってなに?状態

親の希望

  • ドコモのガラホが動かなくなったのでなんとかしたい
    • 最初はスマホが欲しいという話だったが、よくよく聞いてみたら電話ができればなんでも良いとのことだった
    • 緊急時につながる端末が欲しいとのこと
  • 料金が高いのでなんとかしたい(2,000 円/月 程度)
    • 親は通話もネットもほとんどしない
    • 筆者は MVNO なので 1,000 円/月 くらいという話をしたら喰い付かれた(作戦ミス)

想定ゴール

  • ガラホを動作するようにする
    • 動作しなかった場合は別の端末に移行する
  • 料金対策としてドコモを解約して MVNO に移行する
  • 電話番号は極力変えない
    • 親からは変わってもいいと言われたが、けっこうな高齢なため、今から変えるのは忍びない(今の番号を暗唱できるほど同じ番号を長く使っている)

やったこと

動かないガラホの検証

ガラホ本体の問題なのか SIM の問題なのかを切り分ける。

  • 現象の確認
    • アンテナが一切立ってない
  • とりあえず SIM を指し直してみる
    • アンテナが立たない

ここで仮説を立ててみる。

後者はなかなか考えにくいだろうが、実は最近筆者の SIM が壊れてひどい目にあったので候補に入れた。結果的には、SIM の差し直しではアンテナが立たなかったので、この時点では必然的にガラホ側の故障を疑った。

ガラホの修理方法

2パターンある。

  • Web からドコモに修理依をして端末を送りつける
  • ドコモショップに持っていく

前者はdアカウントが必要になるが、親は(案の定)dアカウントのことは覚えていないという。しかたないので後者を選択する。というか、実家にはガラホ以外のネットワークインフラがないため、ガラホ自体が壊れたら、必然的に後者を選択するしかないのも痛い。

ここで大きな壁になったのがドコモショップ。長いコロナ禍の影響のため、店頭での対応は基本的に予約が必要になっている(近年は緩和されているらしいが)。加えて、来店予約は基本的にはネットから行う必要があるが、ここでもdアカウントが必要になる。先に書いた通り、親のdアカウントは不明なので、この手段は採れない。実は、第三者(つまり俺)のdアカウントから予約する方法もあるが、何しろ実家が遠いため、タイムスケジューリングの設定難易度が高い。更に親はまともに車を運転できる状態ではないので、二人で店頭に赴くこともできない。筆者は免許を持っているが、親の車には親以外が運転する場合の任意保険に入っていないため、迂闊に運転はできない。ではどうすれば良いのか?答えは「委任状」である。委任状の効力は絶大であり、これがあれば、ほとんどの手続きが本人以外でも可能になる。

ということで、

  • 親に委任状を書いてもらう
  • ↑を持って筆者がドコモショップに行って修理依頼をする

という作戦に移行した。

委任状はドコモの HP から PDF をダウンロードできるので、それを印刷することになる。ちなみに、委任状は、近くのドコモショップに行って店員を捕まえて説明をすれば、PDF と同じものを貰うこともできる。まあ、ショップに寄って対応が違うかもしれないが、まず対応してもらえると思う。これを携えた上で、一旦実家に向かった。

実家にて

委任状は本人が書く必要がある。第三者が書けたら委任という概念が崩れるのでこれは当たり前のことだ。しかし、委任状というものは、所詮は紙切れなので、第三者が書くこともできるだろう。しかし、万が一にも、本人が契約したときの筆跡と見比べられたらマズイことになるので、オススメはしない。

親に逐一説明しながら、ガラホ本体の修理依頼を委任してもらった。なお、多くの手続きには、委任状に加えて、本人確認書類の「原本」が必要になる。つまり、本人確認書類が免許証しかない場合は、免許証自体を預からないといけないので、地味にハードルが高い。マイナンバーカードでもイケるが、親はマイナンバーカードを作っていないという(作れや!!という言葉は飲み込んだ)。

例外的に、本体の修理には本人証明の書類は必要がないので、とりあえずガラホと委任状を預かって、いったん自宅に戻った。

自宅にて

いざ、ドコモショップに赴かん!!その前に、念のため、預かったガラホをもう一度確認してみた。これは、

の切り分けにあたる。

前回の確認では思いつかなかったが、そもそも SIM が壊れているかどうかは、SIM を他の端末に入れてみれば良い。この検証には、SIM フリー端末が望ましい。ということで、とりあえず自分のスマホ(Android)に挿してみた。結果…なんとあっさりアンテナが立った。つまり、SIM は故障していないということが判明した。では本体の問題か??と、ガラホに差し直してみた。これまたあっさりアンテナが立った。つまり、ガラホも SIM も故障などしていなかったのだ。なんとアホらしいことか。。。

ということで、想定ゴールのうち、

がここで片付いた。残るは

  • ドコモを解約して MVNO に移行する
  • 電話番号は極力変えない

である。MNP で MVNO へ移行できればベストということになる。更に、昨今のドコモ回線の品質の酷さを鑑みて、より選択肢を広げるため、

を想定ゴールに加えることにする。ガラホ端末の中身は Android なので、SIM ロック解除の上で適当な SIM を差せればゴールになるという寸法だ。

MVNO に移行するには

お約束として、キャリア(今回はドコモ)からの転出には、MNP 予約番号が必要になる。ドコモの場合、予約番号の発行方法は、例によってdアカウントを使うか、委任状を持ってドコモショップに行くかしかない。残念ながら、親に書いてもらった委任状は修理しか依頼していないので、もう一度実家に帰って、MNP 予約番号の発行の委任状を書いてもらわねばならない。ついでに、本体の SIM ロックの解除も委任状に追加してもらわないといけない。

以上の手順をまとめると、

  1. 親から本人確認書類とガラホを借りる
  2. 適当なドコモショップの来店予約をして店頭に行く
  3. SIM ロックの解除と MNP 予約番号の発行の依頼をする
  4. MNP 予約番号を使って MVNO の契約をする
  5. MVNO から届いた SIM をガラホに設定する(古いガラホなので当然 eSIM は使えない)
  6. 親に本人確認書類とガラホを返却する

という流れになる。あまりにもめんどくさいので、なんとか楽をできないかを考えた。鍵になるのはdアカウントである。色々と調べた結果、dアカウントさえ分かれば、SIM ロックの解除も MNP 予約番号の発行も、ドコモショップに行かずに完結できることがわかった。

dアカウントに限らず、世の中に数多に存在するアカウントなるものは、ID やパスワードを忘れる人がいるのが常であるので、当然ながら回復手段が用意されている。dアカウントの場合は、キャリアメールや「ネットワーク暗証番号」での認証が必要になり、接続している回線の種別によってパターンが変わる。このへんの説明はたいへんめんどくさいので割愛するが、仕組みとしてはとても💩だった。なお、アカウントの情報を正確に覚えている人にとっては、まったく壁にはならないことを補足しておく。

さておき、dアカウントを回復すべく、親から預かったガラホと粘り強く格闘した結果、なんとかdアカウント自体は使えるようになったのだが、最後の壁となったのが「ネットワーク暗証番号」だった。これは、ガラホ契約時に本人が設定するもので、重要な手続きの最終段階で要求される。そして、何度か間違えるとロックが掛かる。この時点でお察しかもしれないが、あれこれ試した結果、ロックが掛かってしまった。ここで、親の端末を預かって勝手にあれこれ試すのは良いのか?というツッコミはあるだろうが、親自身が何もできない以上、自分が親につきっきりであれこれ指示を出しながらやらせるのと結果的には何ら変わらないことは容易に想像できるので勘弁して欲しい。

「ネットワーク暗証番号」にロックが掛かった場合、解除するためには、

という手段が必要になる。どれも大変めんどくさいのだが、今回は、手続きコストを抑えるため、とりあえず本人にドコモに電話してもらう方法を採った。親には自宅の電話越しに長々と説明し、暗証番号が届いたら連絡してくれ、と伝えた。

後日、なんとか手続きできた、という連絡を親から受けた。これで「ネットワーク暗証番号」さえ入手できれば勝利である。なお、ここでもちょっとした問題が発生したのだが、バカバカしいので割愛する。

MNP 先について

ガラホを使いつつ、ほとんど電話をしない(待受が基本)な場合、安く済ませるには povo が望ましい。povo はスマホアプリによるトッピング操作が必要なので、回線を筆者の名義にしてトッピング操作をすることで、たいへん安く済ませられるという算段である。しかし、MNP というのは、基本的には転出元と転入先の名義が一致している必要がある。つまり、povo の契約とトッピング操作を本人にやらせねばならない。それは難しいので、MNP しつつ名義を変えられる業者を選定する必要がある。これは、IIJmio なら可能ということが判明した。なお、名義変更は JCOM でも可能だが、こちらは親と同居しているという条件があり断念した。

理想的には、

ドコモ→IIJmio に MNP(名義変更)→povo に MNP

になる。ちなみに、IIJmio の場合は、MNP と同時に名義変更したとしても、SIM は名義変更元の住所に届くので、「MNP するとき」「実家に SIM が届いたとき」の作業が必要になるため、あと2回は実家に戻らなければならず、大変面倒である。筆者自身は全く得をしない、苦痛な作業である。

まだ道半ばであるが、すべてはドコモの「ネットワーク暗証番号」が必要であり、そこがコケるとすべてコケるのが辛いところだ。

ネットワーク暗証番号のゆくえ

親にドコモに連絡させた結果、比較的スムースに「ネットワーク暗証番号」は確認できた。これで晴れてdアカウントを操作し放題になった。ということで、

  • ガラホの SIM ロックの解除
  • 料金プランの変更 ★
  • MNP 予約番号の発行

について、ドコモショップに行くこともなく手続きが可能となる。しかし、ここまでの手続きの中で、少し罠があった。

指定外デバイス通信料金

なぜ★をすることになったか?それは「指定外デバイス通信料金」が発生してしまったことにある。この料金については、下記のブログを参照されたい。

king.mineo.jp

簡単に書くと、昔々、データ通信量が死ぬほど高かった時代、各キャリアは色々な縛りをつけることで、比較的安い(と言っても今からは比べ物にならないくらいの高さだったが)料金プランを提供していた。しかしながら、一部の素行の悪い連中(とあえて書く)のせいで「契約した端末以外の端末に SIM を差して、1バイトでもデータ通信をすると、いきなり 4200 円もの『指定外デバイス通信料金』が発生する」ことになった。実にバカバカしい仕組みだが、当時はこういうのがないと、キャリアが損をする仕組みだったのだと思う。

dアカウントを操作できるようになり、毎月の料金も閲覧できるようになったので、そちらを確認してみたところ、「指定外デバイス通信料金」が課せられていることに気づいたという次第だ。まったくバカバカしい話なのだが、このような前時代的な料金プランがまだ継続していたことと、我々のような普通に使用している身には全然関係ないペナルティ代が、10年越しくらいで課せられたことに、もう心底うんざりしてしまい、今後ドコモに一銭たりたりとも儲けさせまいと心に誓ったのだった。

なお、「指定外デバイス通信料金」が発生する旧プランから新プランに移行することで、たとえ移行が月の途中であっても、月初に遡って再計算されるという仕組みになっており、先のブログ記事の通り、無事に回避することができた。ただし、気づくのが遅れたため、一ヶ月分は損をすることになってしまった。これは親に払ってもらうしかないが、まったく腹ただしいことこの上ない。

MNP 先

ガラホの SIM ロックを解除したため、他社の SIM を挿せるようになった。こうなればやることは一つ、MNP である。一刻も早くドコモ経済圏から離れなければならない。

MNP 先については、当初想定の

ドコモ→IIJmio に MNP(名義変更)→povo に MNP

↑これは諦めて、

ドコモ→povo に MNP(名義はそのまま)

↑にした。この場合、名義が変わらないため、料金も親が払い続けることになる。ただし、povo はすべてスマホアプリから操作する必要があるため、そちらは自分が代行することになる。

povo の申込みは、本人証明の書類以外に、クレカ番号の入力や本人の写真撮影などが必要なため、再び実家に戻って申し込んだ。SIM は親の家に届くため、もう一往復するのか…と思ったが、以下の手順を経ればその必要がないということに気づいた。

  1. 親の家に povo の SIM が届いたら、ガラホと一緒に筆者の自宅に送ってもらう
  2. 著者が SIM の開通手続きを代行し、ガラホに SIM を差し直す
  3. ガラホを親の家に送り返す

以上を持って、無事に契約移行は完了した。これにて一件落着!!!はーつかれた。。

FINAL FANTASY XVI

題名のゲームをクリアしましたので感想を書いておく。以下ネタバレ全開要注意!!

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クリア時のデータは、プレイ時間約 60 時間、武器は作らず、モブハントは5匹くらい残っている、という感じ。クライヴの部屋の思い出の品の右端だけ空いているので、サブクエがまだ残ってるのかも?(あえて調べてない)

さて、本作を一言で強引にまとめるのであれば「FINAL FANTASY XIV オフライン」だった。いったい何が FF14 なのか?を箇条書きでまとめると、

  • フィールドやダンジョンが ID と同じく一直線の作り。中ボスがいて大ボスがいて、終わったら次の ID に移動するというシーケンスは FF14 のメインクエの流れそのもの
  • クリスタルの扱い、呪文やアイテムや召喚獣の名前など、過去作のイメージを極力守るという、リスペクトを欠かさない委員長的な真面目な作り
  • サブクエの流れや、集めたアイテムを相手に渡すときに手元を映さないところは FF14 で培った絶妙なカメラワーク。そいえば今作はキャラクターの裸がやたらでてきたが、とにかく明るい安村を超える力(カメラワーク力)で肝心な場所を隠す熟練の技が光っていたことを記しておきたい
  • ラストの殴り合い。ゼノス戦もそうだったけど、なんで殴り合うの??剣で斬れよ??

といったところ。これはもう FF14 プレイヤーとしては逃れようのない評価軸というか、もし自分が FF14 を未プレイならば、まったく違った印象になっただろうなと思う。

それはさておき、FF16 の大発明は召喚獣戦でしょう。ぶっちゃけこれだけで FF16 は傑作と言っていいほど熱いシーケンスを楽しめた。特にデビルタイタン戦はロック調の BGM と相まって鼻血が出そうなほど楽しかった。つーかイフリートが小さすぎてなんでこれで大きすぎるタイタンと勝負になるんだ??と誰もが思ったことだろう。神話級のキャラがバンバン出る点は「ゴッド・オブ・ウォー」に近いとも言える。まあクレイトスもおっさんだし。

おっさんと言えば、クライヴは FF シリーズで類を見ないほどの真面目かつおっさんな主人公だった。愛するのはジルとトルガル(とジョシュア)だけ。街の人からホイホイと大量にサブクエストを引き受けていく様は、ヤクザじゃない桐生一馬とも言えよう。異世界転生した桐生ちゃんだね。異世界の割には人間族以外の種族が少なくて(チョコボとモーグリがちょっと出てくるくらい)、FF らしい華やかさに欠け、人間同士の暗いドロドロの抗争に終始した面もあった。他種族はモデリングが大変とかいう理由なんだろうか?

アクション RPG 化した今作は、実質的にクライヴ一人のパーティなので、「これは FF なのか??」という疑問は最後まで残った。この決断はクライヴの好感度を爆上げるには寄与したが、ややつらい部分も見られた。それは別のゲームならばパーティメンバーで分担する役割を、クライヴ一人に集中させたため、セリフがやたら多くなってしまったのと、パーティメンバーが空気になってしまったところ。

特に台詞回しは FF14 の暁のメンバーが全員合体したかのような(FF14 では暁月の後半で特に顕著だった)各キャラクターが分担して喋るシーケンスを、ひとりで担っていたため、アルフィノやアリゼーやウリエンジェが言いそうなことを一人で言う羽目になり、聞いてる方が辛くなった。なのでクライヴの声優さんには他の声優さんの5倍くらいのギャラをあげて欲しいです。

戦闘バランスは、オート系の指輪を用意して、とにかく全員にクリアさせようという、これまた FF14 的な親切システム。万人に愛されようとする作りは評価されるべきではあるだろうが、逆に尖った部分が全くなくなってしまって、本作の印象が薄まってしまったことは否めない。ボス敵の動きは単調で非常に予想しやすくパターン化が容易だったため、召喚獣以外のボス敵は、モデリングの苦労の割にはあっさりと倒されてしまうので、スタッフの方はガッカリしたのではないだろうかと心配になる。

なお、自分のバトル設定はアクションフォーカスで、召喚獣はイフリート、ガルーダ、シヴァ、指輪はオートポーション、オートスロー、オートトルガルを最初から最後まで装備していた感じ。この辺のスキルの選定はめちゃくちゃ嫌いなので、ほぼデフォルトを最後まで貫くのが自分のスタイル。余談だがラスボスにトルガルがついてこないことを知らなくて、ええ!!オートトルガル意味ないじゃん!!!と後悔したものです(戦闘中は装備変更ができないため)。

ストーリーは終始暗くて救いがなく、現実の人間に近いキャラ造形たちの表情の悲壮感と相まって、なかなか辛いものがあった。強引に比較するなら、蒼天の後半みたいな感じかな。。FF ってけっこうなんでもやっていいという風潮があるのに、ここまで真面目に作らんでもなあ、と思いながら最後まで到達してしまった。大国間の情勢の変化をヴィヴィアンやハルポクラテスに集約させていくシステムは結構面白かった。

その他つらつらと。

  • クライヴが見てるわけじゃないシーンなのにジョシュアをマルガラスと呼ぶシーンがあったけど、え??ジョシュア死んだよね??隠し兄弟かな??と思ってしまった。その後、割とすぐにジョシュアと判明するので、なんであそこは偽名なんか使ったんだろうか?という疑問が拭えない
    • つーかジョシュアって仲間になる前はほとんど瀕死だったのに、仲間になるとめっちゃ元気で、こいつなかなか死なないなあと思った。あとなんでそこまでクライヴが好きなのか?
  • オーディンの斬鉄剣で海が割れるけど、あのときの海水の表面張力どうなってるん?
  • ディオンいいヤツ、めっちゃイケメン。しかしラストバトルでバハムートに顕現できたのはなんでだろう??(ジョシュアも含む)
  • おっさんが多いおっさんファンタジーという噂はほんとうだった。ミドとジルが束になって頑張っても勝てなかった。
  • BGM は大変よかった。数えてはないけどゲームの規模の割には曲数を抑えてそれぞれの曲の印象付けを頑張っていたと思う。関係ないけどオーケストリオン楽譜が高すぎるのは納得いかない。無駄な苦労はしなくて良いオフラインゲーだぞこれは!!

エンディングなどの考察は他の人におまかせします。DLC は買うかはわかりません!!