苦しんで取得する AWS Solutions Architect Professional(SAP-C01)

AWS の認定資格である Solutions Architect Professional(SAP-C01)を苦しみながら取得したので所感などを。世の中は「AWS 未経験でも短期対策で一発で取りました!!」みたいなキラキラした記事ばっかりなので、怨嗟の塊みたいな記事を書いておきたかった。

受験の背景としては、業務都合というかなんというか…いろいろと説明しづらいんだけど、まあとりあえず取っとくかという感じ。ちなみに取得してもお賃金は一銭も上がらないので、こういった資格はお賃金駆動でしか受験しない自分にとっては誠に不本意である。なお受験料は会社持ち。33000 円(税込)は自腹じゃ絶対受けん。

AWS の資格としては、1 年ほど前に Solutions Architect Associate(SAA-C02)は取得済み(これはこれで辛かった)。今回はその上位資格に挑戦ということになる。

SAP-C01 としての試験は 11/14 までで、11/15 からは試験の内容が更新された SAP-C02 になるため、本来であれば 11/15 以降に取得したの方が良いのだが、試験範囲の AWS サービスが変わるので、それはそれでめんどくさいのと、第三者からしたら C01 も C02 もあんまり関係なかろうという思いもあった。

加えて、現在 AWS では再受験無料キャンペーン↓を開催中(ちなみに今回の記事はこれが一番言いたかったことで、みんなも AWS の資格を取得するチャンスだヨ!)で、一度落ちても、同じ試験であれば、次回は無料になる。なお、最初の試験の申し込み時にクーポンコードを入れないと適用されないので要注意。

pages.awscloud.com

繰り返しになるが、SAP-C01 は 11/14 で終了するので、落ちる前提で二度目の試験を無料にするためには、同じ試験は 14 日経過しないと受験できないので、逆算するとこの時期に最初の受験をするしかなかった。二度目も落ちたら、仕方ないので SAP-C02 をキャンペーン中にやろうかな、と思っていた。

試験対策は Udemy の↓の問題集をひたすら繰り返して解く、というもの。あとは BlackBelt の PDF を超スピードで読んだくらい。

www.udemy.com

コースを購入したのは 8 月だが、まったくやる気が上がらず、本格的に取り組んだのは 10 月から。最初はじっくり解いてみて、あとは脊髄反射で答えを選択できるようになるまでひたすら繰り返す。とりあえず全問 5 周したが、まあとにかく苦痛でしかなかった。何が苦痛って、業務では絶対に使わないようなサービス構成についてネチネチと長文で出題され、ネチネチと長文で嫌らしい選択肢から正答を見つけるという、これが苦痛じゃない人っているのか??試験時間は 3 時間あるけど、1 問にかけられる時間は 2 - 3 分なので、ちゃっちゃと答えないととても終わらない。2 - 3 分で本番環境の構成とか決めないよね絶対!!??正直これが実務に役立つとはとても思えない。AWS さん、こういうの、もうやめようよ、ね?

んで、5 周しても 100% の正答率にならないんだから、こりゃーもうダメだなと、落ちる前提で試験に臨んだが、試験中ももう苦痛で苦痛で、落ちても二度目は受けたくねえ…というお気持ちで回答を提出。合格という文字が見えたが、嬉しいというよりも、ホントに??もう勉強しなくていいの??という脱力感だけが残った。なお後で点数を見たけど合格点ギリギリ。手応えのなさからすると、正答率は 50% くらいの感覚だったので腑に落ちないが、どうも AWS の試験は、合格者を増やすために底上げ調整がされてる気がする(個人の感想です)。

世の中には一人で AWS の資格を多数お持ちの方が溢れているが、なぜこんな苦行を続けられるのかまったく理解ができません。なおこの資格は 3 年で失効しますが、3 年後は絶対に受けないことをここに宣言します。

試験勉強時間は 50 時間くらいかなあ?結論としては、合格したのは試験前に会場近くの神社で願掛けしたからだと思う。皆さんも願掛けは欠かさないようにしてください。