エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

題名の映画を観てきたので感想をば。

予告を見た限りでは「カンフー映画かな?」という感じでしたが、実際にもカンフー映画だった。まあそれほどアクションシーンは多くないのだが、カンフーのパワーで修羅場を乗り切るノリは嫌いじゃないしむしろ好き。その他は「インセプション」の発展形って感じ。怒涛の映像がなだれ込んで切るため、途中から頭がこんがらがってくるけど、別にそれは大事なことではなかった(後述)。

マルチバースという壮大なテーマを扱っている割には、ところどころが雑で、スマホみたいな端末でマルチバースを説明するんかい、、みたいな箇所があった。後で知ったところ、この映画はとても低予算だったということで、製作者の苦労が忍ばれる。B級ではないけどA級でもない、、狭間の世界みたいな絶妙な味が出ていた。

んで、あーだこーだ言いつつも、最終的には家族愛で話をまとめて接吻で〆。そこまで見て、ああ、これってアメリカの映画だったんだ!!と気づく。マルチバースなんかどうでも良かったんじゃ??という、実に強引でお見事なエンタメ作品だった。オール・ユー・ニード・イズ・ラヴだわ。家族は大事にしようね。